補助金申請で押さえておきたい認定制度・加点制度まとめ

補助金申請では、要件や加点制度を正しく理解し、自社がどの認定・公表に該当するのか整理することが非常に重要です。しかし、多数の制度が存在し、それぞれの特徴やメリットが分かりにくいという声も多くあります。
本記事では、GビズIDの準備から、小規模事業者持続化補助金・ものづくり補助金・新事業進出補助金・IT導入補助金で利用できる加点制度まで、わかりやすく体系的にまとめました。
補助金の採択率を上げるためにも、まずは自社がどの認定を取得できるのか、どの加点を狙うべきかを明確にしましょう。
1.申請の準備に関して

GビズIDについて
GビズIDとは、補助金電子申請システム(jGrants)にログインするための共通認証IDです。
申請から発行まで2週間〜1ヶ月ほどかかるため、早めの取得が必須です。
- 補助金申請に必要なのは「GビズIDプライム」
- 法人代表者の印鑑証明書などが必要
- 複数の行政サービスでも利用可能
補助金申請のスタートラインとなるため、補助金を検討する段階で最優先で準備しておきましょう。
2.小規模加点に関して
くるみん認定
厚生労働省が実施する、子育て支援に積極的な企業を認定する制度です。
育児と仕事の両立支援、働きやすい環境整備などが評価されます。
えるぼし認定
女性活躍推進法に基づき、女性活躍が進んでいる企業を評価する制度です。
採用・継続就業・働き方・管理職比率などの指標で認定されます。
経営力向上計画の認定
小企業等経営強化法に基づく、生産性向上や業務改善の計画を国が認定する制度です。
メリット↓
- 税制優遇
- 融資支援
- 補助金加点
取得しやすい制度のため、加点対策として有効です。
一般事業主行動計画の公表(次世代法)
従業員の仕事と家庭の両立を支援するための計画を策定し、公表する制度です。
小規模事業者持続化補助金で加点対象になります。
事業継続力強化計画の認定
中小企業等経営強化法に基づく、自然災害・感染症に備えるBCP(事業継続計画)を国が認定する制度。
メリット↓
- 防災対策として有効
- 各種補助金で加点対象
- 保険料割引や融資支援もあり
3.ものづくり補助金の加点に関して
経営革新計画の承認
新しいビジネスモデルへの取り組みを都道府県が承認する制度です。
信頼性が高く、補助金でも強い加点に繋がります。
パートナーシップ構築宣言の公表
取引の適正化やサプライチェーンの強化を目的とした宣言制度です。
提出が簡単で、最も取り組みやすい加点の一つです。
DX認定
デジタル技術を用いた経営変革に取り組む企業を国が認定する制度。
ものづくり補助金では特に評価が高い項目です。
健康経営優良法人認定
従業員の健康管理や働きやすい環境づくりを行う企業を評価する制度。
ブランド価値向上にも繋がります。
技術情報管理認証
取引先の技術情報を適切に管理する体制が整った企業に与えられる認証です。
新規輸出1万者支援プログラム
海外販路開拓を支援するための登録制度で、商談機会の提供や海外展開支援が受けられます。
成長加速マッチングサービス
中小企業の成長を支援するマッチング制度で、複数の補助金において加点されます。
J-Startup・J-Startup地域版
将来性のあるスタートアップを国や自治体が認定し、成長を後押しする制度です。
被用者保険
雇用の安定性や事業の継続性を判断する材料として活用されます。
賃上げ
給与や最低賃金の引き上げ状況は、企業の安定性や人材への姿勢を示す指標として評価されます。
小規模加点でご紹介した『くるみん認定』『えるぼし認定』は、ものづくり補助金でも加点対象になります。
4.新事業進出補助金の申請条件
一般事業主行動計画の公表(次世代法)
新事業進出補助金では、行動計画の公表が加点または要件となっています。
5.新事業進出補助金の加点項目
以下の認定が加点対象となります。
ものづくり補助金とほぼ共通
- パートナーシップ構築宣言
- くるみん認定
- えるぼし認定
- 健康経営優良法人
- 技術情報管理認証制度
- 成長加速マッチングサービス
6.IT導入補助金
SECURITY ACTION(セキュリティ対策自己宣言)
中小企業の情報セキュリティ対策の取り組みを宣言する制度です。
IT導入補助金では ★(一つ星)以上が必須 となります。
デジWithによるIT戦略マップ作成
企業のIT活用計画を可視化し、補助金申請の裏付け資料として利用するものです。
成長加速マッチングサービス
IT導入補助金だけでなく、ものづくり・新事業進出補助金でも共通で加点される制度です。
補助金は、条件さえ整えれば採択率を大幅に高めることができます。
特に、今回ご紹介した各種認定・宣言の取得や計画の公表は、企業の信頼性向上にもつながり、補助金だけでなく今後の事業成長にも役立つ重要な取り組みです。
どの制度も取り組みやすいものから時間がかかるものまで様々ですが、
自社の現状に合わせて優先順位を決め、早めに準備することが採択への近道です。
申請書の作成や計画書のまとめ方などもサポート可能ですので、
必要な場合はお気軽にご相談ください。
不明点や個別相談をご希望の方は、無料診断フォームまたは公式LINEにてお気軽にお問い合わせください。

