一般事業主行動計画(次世代法)

加点項目

一般事業主行動計画とは?

一般事業主行動計画とは、企業が従業員の仕事と子育ての両立を支援するための計画 です。
次世代育成支援対策推進法に基づき、企業はこの計画をつくり、取り組み内容を明確にします。
従業員101人以上の企業は 策定・届出・公表が義務 となっています。(100人以下は努力義務) 

次世代育成支援対策推進法とは
国が、企業に子育てしやすい職場づくりを求めるために作った法律。

計画には、 ①計画期間 ②達成したい目標 ③目標達成のための対策と実施時期
を具体的に盛り込みます。

各種条件

対象業種

全業種の企業が対象です。(製造業・建設業・飲食業・IT・サービス業などすべて)

申請条件

一般事業主行動計画の 届出が義務となるのは「従業員数101人以上の企業」です。
(100人以下は努力義務) 
計画は、以下の流れで策定する必要があります。これは101人未満の企業でも同じです。

【行動計画の基本条件】

・自社の現状の把握(子育て支援制度の利用実態など)
・計画期間の設定
・目標の設定(数値目標が望ましい)
・対策の内容と実施時期
・策定後3か月以内に公表&従業員へ周知
・従業員101人以上の企業は届出必須

行動計画の届出・公表のタイミング

一般事業主行動計画には、補助金のような「応募期間」はありません。
ただし、計画を策定した後に企業が行うべき 届出・公表のタイミング は明確に定められています。

▶︎届出(従業員101人以上の企業のみ義務)

行動計画を策定した日から、おおむね3か月以内に都道府県労働局へ届出を行います。
※従業員100人以下の企業は「努力義務」のため、届出は必須ではありません。


▶︎一般への公表

行動計画を策定したら、策定日から3か月以内に公表 します。

〈公表方法の例〉
・自社ホームページ
・厚労省サイト「両立支援のひろば」
・広報誌への掲載
などが認められています。 


▶︎従業員への周知

策定日から3か月以内に従業員へ知らせる(周知)必要があります。

〈周知方法の例〉
・社内掲示
・イントラネット掲載
・メール配布
・書面配布
などが可能です。


▶︎認定(くるみん等)を目指す場合

のちに くるみん認定 や プラチナくるみん認定 を申請する企業は、
「公表日」や「周知日」が分かる記録が必要になります。
〈例〉
・公表ページのスクリーンショット
・社内掲示の写真

必要な手続きは以上になります。
補助金ではないため期間の制限はありませんが、“策定日から3か月以内” というルールだけ守ればOKです。

必要書類(法人、個人、その他条件

各種必要な書類

以下は、一般事業主行動計画を「届出」する際に必要な書類です。(従業員101人以上の企業のみ必須)

▶︎法人用必要書類一覧

書類名概要
一般事業主行動計画策定・変更届(様式第一号)行動計画を届け出るための必須書類
行動計画そのもの計画期間・目標・対策内容を記載
公表日・周知日が分かる資料ホームページや社内掲示の記録

▶︎個人事業主(個人)用必要書類一覧

※従業員101人以上の個人事業主のみ届出義務あり(100人以下は努力義務)

書類名概要
一般事業主行動計画策定・変更届個人事業主でも法人と同じ書類を使用
行動計画そのもの会社として策定した計画
公表・周知の記録従業員へ知らせた証拠

この認定を取得することで使える補助金

一般事業主行動計画の「公表」を行っている企業は、以下の補助金申請で 加点評価 を受けられます。
計画をつくって公表するだけで、補助金採択率が上がる可能性があります。

加点となる補助金

▶︎小規模事業者持続化補助金

小規模事業者の販路開拓を支援する補助金。
計画を公表している企業は、審査で「働きやすい職場づくりに取り組んでいる」と評価され、加点されます。
特にサービス業・飲食業・小売業など、小規模事業者にメリット大。


▶︎ものづくり補助金

新製品開発・生産性向上設備の導入を支援する、大型の補助金。
加点により、同水準の事業内容でも採択されやすくなります。
競争倍率が高いため、行動計画の公表による加点は非常に有効です。


▶︎新事業展開補助金(新事業進出補助金)

新しい分野への進出や事業転換を支援する補助金。
新規事業はリスクが高いと判断されがちですが、行動計画の公表がある企業は「組織体制が整っている」と評価され、加点につながります。


一般事業主行動計画は補助金そのものではありませんが、
公表するだけで複数の大型補助金で加点される“費用ゼロの優良施策” です。
特に採択率の高低が明確に出る補助金では、加点の有無が結果に大きく影響します。

一般事業主行動計画は、難しそうに見えますが、実は「会社の働きやすさを見直すための計画」をまとめるだけです。
特に100人以下の企業でも、行動計画をつくって公表しておくと、補助金申請で加点を受けられる大きなメリットがあります。
従業員の働きやすさが向上し、企業のイメージアップにもつながるため、ぜひこの機会に取り組んでみてください。

不明点や個別相談をご希望の方は、無料診断フォームまたは公式LINEにてお気軽にお問い合わせください。

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